そもそもホワイトニングとは何かと言うと
経年劣化で黄ばんでしまった樹脂等を元の色に近づける事を言います。
ドイツだかの超強力なはずの洗剤使って、洗ったり磨いたりくらいでは
黄ばんじゃっててどうにもならない樹脂部分ってありますよね...
PC8801等レトロPCなんかは、ほとんど黄ばんじゃってますね。
これは経年の保管で樹脂部分が化学変化をおこしてしまって
黄色くなってしまっているからです。
そんな物でもホワイトニング処理で元の色に戻す技術があって
特殊な液体に数日〜2週間くらい漬けるとかなり元の色に近づきます。
再度化学変化をおこして戻す感じですね。

こんな感じですね(^^)
自分の場合はリサイクルショップが使う業務用の物を使います。
コントロールが大変なわけですが、これは気を使いながら
作業を行って1週間ちょいかかりました。
でもこの方法は自分の原則が2つあります!
まず金属はNG(-.-;)
なので樹脂部分のみ可能となってます。
なんでかと言うと液体が酸性なので1日〜2日で錆びちゃいます(笑)
試しに金属のネジを入れたら2日でキノコのように膨れてしまいました。
そしてロゴ等が消える(-.-;)
ロゴがプリントされているような物は注意です!
全てのロゴという訳でなく、明るい色の物が消えやすいです。
黄ばみが戻る前に、ロゴが真っ白になりますよ(笑)
最悪です(-.-;)

これめちゃ初期のころに大失敗したPC8801MHのフロントパネルです(笑)
何これ?!消えちゃってるじゃん…(-.-;)
ほぼ毎日見てたのに、ちょっと忙しくて見なかった1日〜2日で...(-.-;)
オレンジの2HDロゴが真っ白になってるじゃん…(-.-;)
(このフロントパネルは自分の予備機用にお蔵入りしてます、笑)
(ちなみに2HD消えフロントパネルは3つくらいありますが、何か?...)
なので今まではPC8801MH/MA/MA2などオレンジの2HDロゴがある物は
全て手作業で、と言っても業務用の特殊な道具を使いますが
それで元の色に近づける作業を行ってました。
これ本当大変で、細かいところまで行うのは至難の業でして
数日かけて「2トーン」くらい上げるのが手作業の限界です。
これでも良かったんですが...
こだわりと長年の研究の結果、やっと秘密の下処理で
オレンジロゴがあっても液体でのホワイトニングが可能に!
その方法だと...

これが

こんな感じです(^o^)/
液体なので細かい箇所も出来るところですね。
黄ばみの度合いにもよりますが、元の色に近づけることが出来ます!
ここまでくるの本当に大変だったよ...
そんなホワイトニング処理や整備をした
PC8801MA2を本日ヤフオクに出品致しました。

-----------------------------
2016/10/3
おかげさまで落札されました。
ご落札頂いた方には感謝しております。
ありがとうございました。
-----------------------------
出品のPC8801MA2は横置き最終機種なので4MHz/8MHz作動
サウンドボード2が標準で搭載してます。
前期のゲームはもちろん、後期の8MHz専用のゲームや
サウンドボード2対応のゲーム、サンプリング音の機能を利用したゲームも
全て快適に作動し、2HDディスク対応や192KBのメモリ等
PC8801シリーズ最高の仕様となっています。
これでばっちりPC8801シリーズ最高仕様で末永くレトロゲーム出来ます。
メンテナンスや長時間の作動確認、Hxc搭載でフロッピードライブとして
SDカードから読み書きも可能となっております。
状態も良くホワイトニングも自分的に納得出来る仕上がりに
なっていますのでお薦めです。
超希少な付属マニュアルを付けられることは稀なこともあり
キーボード(最終型タイプG)も付きますので
末永く大事に使って頂ける方にお譲りできればと思っております。
同じような物はこの機会を逃すといつできるか分かりません...
しかし今回の風邪には泣きました。
みなさまもお体だけは大事になさってくださいませ...
寝込むのは本当もうこりごり...(ToT)
よかったらクリックをお願いします。元気がでます、笑

↑にほんブログ村ランキング ↑人気blogランキング
レトロゲームのランキングを見てみよう!